Orenburg state university

第8回日露セミナー「分子と多機能物資の物理化学」

オレンブルグ国立大学の学者達は、日本の広島大学において行われた学術的イベントに参加した。

当大学の物理学部と生物化学部の学者達は、第13回情報・生物化学国際シンポジウムと第8回日露セミナー「分子と多機能物資の物理化学」に参加した。オレンブルグ国立大学と広島大学の学者達の共同業務は、今年の春に前の協定の期限終了にともない締結された大学間交流協定に基づいてなされた。その協定は、学術面でのコンタクトが増えることや共同の学術的イベントの開催を見込んだものだった。

当大学の生物物理学・液状物理学学科のヴィターリー・ベルジンスキー学科長とオレンブルグ国立大学マイクロ・ナノテクノロジー研究所のセルゲイ・レトゥータ所長と、エレーナ・ストローガノヴァ化学学科主任教諭が、日本で学術的報告を行った。

彼らの広島大学への訪問期間中に、広島大学大学院理学研究科の教員であり、2つの大学間の協力関係の日本側の調整者でもあり、当大学の名誉教授でもある江幡孝之氏との会見も行われた。会見では、大学関係者間の協力関係のさらなる発展について話し合いがなされた。そして、2018年にオレンブルグ国立大学で次回の日露会議を行うことや、広島大学で当大学の学生が研究したり研修を受けたりするための補助金の共同申請を日本政府に向けて2017年3月に準備することで合意した。これは物理学部や化学部についてだけでなく、文学部や数学部や地理学部や建築学部の教師や学生にも関係があることだ。日本の専門家達は、オレンブルグ地方の地下核爆発を遂行した地域の放射線生態学的および生物学的局面の研究についても興味を示した。このような補助金は、学生達や教員達の交換の機会の増加や、広島大学のサマースクールへの参加者の増加や、学生達の短期留学および教授たちの出張講義の増加を可能にする。

「2017年から日本政府は、ロシアとの間で学生や教師を交換するための財政プログラムを2倍にする。」と当大学のリュドミーラ・ドカシェンコ日本情報センター長は語った。

これは、今年の10月初旬にモスクワにて開催された日露学長フォーラムにおいて、日本の文部科学省の代表者が知らせたことだ。

当大学の学者達が共同の学術的フォーラムに、日本の学者とともに参加することは、広島大学とオレンブルグ国立大学の間の10年に及ぶ実り多き協力関係が強化・発展している証であると言える。